低用量ピルと超低用量ピルの違いは?

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低用量ピルは種類が多いです。ホルモンの種類と開発された時期によって第1世代~第4世代までありますし、ホルモン量の調節によって1相性、3相性と分かれているなど、どうやって分けられているかを解説します。診察時にドクターが言っていることが何となくわかるように知識として読んでおきましょう。

※この記事の内容は一般的な情報をまとめています。ご自身だけで判断せずに、必ず診察時にドクターに確認しましょう。

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低用量ピルと超低用量ピルの違いは?

現在の低用量ピルが国内認可されたのが1999年です。それまでは経口避妊薬として中用量ピルが主流でしたが、副作用など極力少なくする工夫の中で誕生したのが低用量ピル(OC)です。「低用量」とは配合されるホルモンの量のことで、避妊効果がある最低限の量で副作用を減らしたのが低用量ピル(OC)です。

その後ピルの避妊効果以外の作用が見直され、もっとホルモン量を少なくして副作用も軽減した超低用量ピル(LEP)が誕生しました。

現在は避妊薬および生理にまつわる症状緩和としての低用量ピル(OC)と、生理に関連する病気の治療や症状の緩和が期待できる超低用量ピル(LEP)の様に役割が分かれてきています。

授乳中や35歳以上の方には処方できないものがあるので、必ず診察時にドクターに確認しましょう。

低用量ピル(OC)

低用量ピル(OC)は含まれるホルモンの種類によって第1世代~第3世代に分かれ、さらに1シートのホルモン量の違いにより1相性と3相性があります。1相性はホルモン量が一定で、3相性は飲む順番によってホルモン量が3段階に調整されています。

名称世代
黄体ホルモンの種類
相性特徴(個人差アリ)
シンフェーズ第1世代
ノルエチステロン
3相性生理時の経血の減少,生理痛の緩和
副効用としてニキビや肌荒れの改善
トリキュラー第2世代
レボルノゲストレル
3相性第1世代より自然なホルモンバランスで
副作用が現れにくい
アンジュ第2世代
レボルノゲストレル
3相性第1世代より自然なホルモンバランスで
副作用が現れにくい
ラベルフィーユ第2世代
レボルノゲストレル
3相性第1世代より自然なホルモンバランスで
副作用が現れにくい
トリキュラーのジェネリック薬
マーベロン第3世代
デソゲストレル
1相性1相性でも副作用を抑えられる
ニキビや肌荒れに効果
ファボワール第3世代
デソゲストレル
1相性1相性でも副作用を抑えられる
ニキビや肌荒れに効果
マーベロンのジェネリック薬

すべて、1シート 21錠と28錠がある。28錠は7日分の休薬が含まれ、飲み忘れにくくなってます。副作用について吐き気、頭痛、不正出血、血栓リスクなどが言われています。必ず診察時にドクターに確認しましょう。

超低用量ピル(LEP)

超低用量ピルは含まれるホルモンの種類によって、第1世代、第2世代、第4世代に分かれます。低用量ピルと違い全て1相性で1シートのホルモン量は一定です。

名称世代
黄体ホルモンの種類
相性特徴(個人差アリ)
フリエルULD第1世代
ノルエチステロン
1相性生理時の経血の減少,生理痛の緩和
副効用としてニキビや肌荒れの改善
ルナベルのジェネリック薬
ルナベルULD第1世代
ノルエチステロン
1相性生理時の経血の減少,生理痛の緩和
副効用としてニキビや肌荒れの改善
ジェミーナ第2世代
レボノルゲストレル
1相性第1世代より自然なホルモンバランスで
副作用が現れにくい
ヤーズ第4世代
ドロスピレノン
1相性PMSなどの改善,浮腫みや浮腫みによる
体重増加が起こりにくい
ヤーズフレックス第4世代
ドロスピレノン
1相性PMSなどの改善,浮腫みや浮腫みによる
体重増加が起こりにくい
ドロエチ第4世代
ドロスピレノン
1相性PMSなどの改善,浮腫みや浮腫みによる
体重増加が起こりにくい
ヤーズのジェネリック薬

1シート 28錠(休薬含む)になっています。副作用について吐き気、頭痛、不正出血、血栓リスクなどが言われています。必ず診察時にドクターに確認しましょう。

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